2012年4月21日土曜日

磁気嵐

磁気嵐は、地震や津波に比べて、身近な災害とはあまり認識されていません。おそらく、直接的に影響を受けないからだと思われます。とても我々の生活に密接な関係があって、万一に備える必要のある災害の一つであると言っていいと思います。
実は、去年から今年にかけて太陽活動が極大期にあり、そのことすらもあまり知られていません。太陽の活動が活発であればあるほど、磁気嵐の影響を受けやすくなります。太陽表面で起きる爆発である「フレア」が、地球磁場全体をかき乱す「磁気嵐」を引き起こすからです。


具体的にどんな被害が発生するのか、過去の事例を見ると


電車の信号の誤動作や通信障害を引きおこして、電車の運行に影響を及ぼした。
1989 3 13 日の真夜中、カナダのケベック州では、大磁気嵐や激しいオーロラ活動の影響でハイドロケベック社の電力系のすべてが停止しました。停電は 9 時間も続き、のべ 600 万人に影響が出ました。


1989 3  13 日の真夜中、カナダのケベック州では、大磁気嵐や激しいオーロラ活動の影響でハイドロケベック社の電力系のすべてが停止しました。停電は 9 時間も続き、のべ 600 万人に影響が出ました。



1986  2  8 日には、カナディアンロッキーで鉄道史上最悪の正面衝突事故が発生し、23人の死者と多数の負傷者が出ました。この事故の原因の可能性としても、オーロラと磁気嵐が考えられています。


磁気嵐の予測を知るには → Space Weather Prediction Center宇宙天気予測センター


Latest GOES SXI  image, link to large image

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